通潤橋へと続く【通潤用水 小笹円形分水】の役割

【作成日:2022年10月12日】


重要な役割のある施設

山都町にある【小笹円形分水】、通潤橋のスタート地点とも言えるこの施設は小学校の教科書にも載っているほど重要な施設なのです。

 

駐車場は円形分水よりも手前にありトイレも併設されています。そこから少し歩いたところに円形分水はあります。

 

一見するとただの丸いところから水があふれ出ていて、きれいだな~ぐらいの感想ですが地域の生活を支えている重要な役割を担っていました。

 

簡単に円形分水を説明すると、水に困っている地区に水を分配する設備です。(場所によっては円筒分水とも呼ぶそうです)

 

水は横を流れる笹原川の上流から専用の水路が引いてあり、その水が真ん中の丸い部分からあふれ出てくる仕組みです。

 

よく見てみると真ん中の丸いところの外側にしきりがあります。

 

円形分水,通潤橋,熊本,山都町

 

赤の矢印の部分がしきりになっています。

 

そして丸い部分の外側から水路が二つのびています。

 

この二つの水路により各地区に水が送られているのです。

 

ちなみに上の写真の右上の水路が通潤橋の方へ流れていく水路です。

 

この設備により7:3の割合で安定して各地区に水を運ぶことができるということです。

 

円形分水の説明

 

円形分水の説明

 

【小笹円形分水】は1857年に完成して現在も現役で活躍していて、この地区の生活には欠かせない設備となっています。

 

毎分約1.2㎥(1,200ℓ)の水がわき出ていて、国の重要文化財にも指定されている施設です。

 

特に他に何があるというわけではないですが、こういった設備がいろんな人の生活を支えているというのはすごい発明だなと思わせてくれる施設でした。

 

施設情報

施設名

通潤用水 小笹円形分水

住  所

熊本県上益城郡山都町小笹279

T E L

営 業 時 間

定 休 日

駐 車 場

あり

U R L