新聞の博物館が熊本にあるって知っていましたか?
しかも国内初!といってもできたのは昭和62年10月1日。結構昔からあったんです。
昔は新聞を取っているのが当たり前ぐらいの時代もあったかもしれませんが、今ではスマホが普及しているので新聞を取らずとも色んなニュースを知ることができる時代になりました。
とは言ってもやはりまだまだ紙媒体の方が読みやすい、慣れているので紙の方がいいという方も多いでしょう。
しかし、これからスマホがもっともっと普及しネットでニュースを見る人口が増えると、いつかは紙媒体の新聞は無くなってしまうかもしれません。
そうなった時、こういう昔のことが知ることができるところが近場にあるというのは非常に良いことですね。
ということで貴重な新聞博物館の中はどうなっていて何があるのかを知るべく行ってきました。
駐車場は広いので結構な台数停めることができます。
建物がいくつかあるので最初は戸惑うかもしれませんが、案内の看板があるのでそれに従って行きましょう。
まずは警備員室で新聞博物館に行きたいと伝えると入館証を渡してくれます。
これを首からかけて、別の建物へ。中に入るとエレベーターがあるので、それに乗って5階に昇ると博物館に行けます。
新聞博物館の入館はなんと無料!受付の人が一応いますが、ここでは何も手続きはいりません。
入口からすごい大きな機械があります。
これは「マリノニ型輪転機」という機械。
新聞を速く、大量に印刷するために作られた機械だそう。
日本に入ってきたのは1890年(明治23年)、今から130年前です。
この機械が新聞業界に革命を起こしたらしい・・・
マリノニ型輪転機がくるまでの印刷機の能力は1時間に1,500部程度だったのに対して、この機械の印刷能力は1時間に30,000部。
実に20倍もの速さで印刷できるようになったのです!
中に入ってみると思っていたよりもはるかに広い造りになっていました。
本当に所狭しと新聞の歴史、歴代の機械、携わった人たちの文献などが並んでいました。
この機械は1978年(昭和53年)に開発された国内初の業務用日本語ワープロ。なんと重さは220㎏、ハードディスクの容量は10メガバイト!
10メガバイト・・・分かりやすく言うと上のワープロの写真が約10枚で容量パンパンになってしまうということです。
しかしこれでも当時としてはかなりの大容量だったのです。
機械の進化というのを感じることができます。
そして私がもう一つ時代の変化を感じたのがこれ。
ただの鳩ではありません、伝書鳩です。
今でこそ写真をスマホで撮って沖縄から北海道まで送るのにほんの数秒でできる時代ですが昔はそんな便利なものはありません。
現地で写真を撮って現像して、この伝書鳩にくくりつけた通信管に入れて会社に届けていたそうです。鳩への信頼感が半端ないです。
すごい時代があったんだなと・・・現代の便利さも、あと何十年後にはそんな不便なことしてたのと思われる時代がくるのでしょう。
そんな時代を感じながら奥に進んでいくと面白いコーナーが!
DVDで新聞の色々なことを学べるコーナー!!!
ソファーが置いてあり両サイドにはくまモンのぬいぐるみ。
真ん中に座ってくまモンズと一緒にDVDを見ることができます。
映像は4種類。全部見ると1時間以上。一つに絞って見ようと思います。
種類のラインナップがこちら。
A、新聞ができるまで 昭和31年
B、伸びゆく熊日
C、熊日PR映画 昭和56年
D、新聞ができるまで 平成31年
最近の新聞が出来上がるまでを手軽に知ることができる良い機会なので今回は「D」を選択!
ボタンを押すと自動で始まります。
約16分の映像を見て・・・感想は・・・
新聞社めちゃめちゃ忙しいじゃん!というかこんなにたくさんの人が関わっていたということに衝撃を受けました。
毎日毎日朝刊、夕刊とこれを繰り返しているのかと思うと・・・新聞社の方々お疲れ様ですといった感じです。
今は色んな作業がパソコンなどの機械でできるからまだいいけど、昔は全て手作業だったのでしょう・・・
改めて、知らない世界を知るというのは大事ですね。子供でも分かるような優しい内容になっていると思います。
最初から最後まで時代を感じることができ、今の世がいかに便利なのかを再認識できた体験でした。
皆さんも是非。思っていたよりも楽しめますよ。
店舗名
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新聞博物館 |
住 所
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熊本県熊本市中央区世安町172 |
TEL
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096-361-3071 |
営業時間
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10:00~16:30 |
定休日
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日曜日 |
駐車場
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あり |
ホームページ
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facebookページ |
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